20161226

20161226

映画を見た
手話で話していた
少しだけ


帰りの駅で
並んで手話で話しながら
歩いてる人たち
がいた


---

昨日はクリスマスだった
さっき夜のスーパーで
ずっとお正月の音楽が流れていた

そういえば
おとといはクリスマスの花を売っていた花屋も
昨日の夜には
お正月の飾り付けの準備をしていた


暦の上では、数字の上では、
時間が確実に分かりやすく更新されていって
気が付けば追い付けなくなりそうな、
そんな速さと非情さだけど

もう少し、流れていくのを
一息つきながら、反芻しながら
ゆっくり味わいたい


---

クリスマスに
精霊になった
何も分からず手探りで、見よう見まねで、拾ってきた木の枝を麻紐で結んだ

精霊になった途端
自然と声は出せなかった

声が出せないから、身体を震わせたり、首を傾けたりして、感情を表現していた
特に意識することもなく
自然とそうなっていた自分に驚いた


スピリチュアルなことには余り親和性がない方だと思うけど、後からそうだったことに気が付いて驚いた

やっぱり、実践して、
身体で分かることの方が多い
し、身体で分かることの方が
ずっと分かりやすい気がする


精霊越しに見る子供たちの顔は
とてもきれいだった

大人が見たら気持ち悪い概見だったろうけど子供たちは誰も怖がってなかった、
じっと見つめながら、ただ不思議そうな顔をしていた

手を振ったら手を振り返してくれた

どういう風に見えていたのだろう

ほんの少しだけ
シャーマンとか
そういった人たちの気持ちが
ほんの少しだけ
分かったつもりになった


---


誰かを泣かせるために
誰かを笑わせるために

分かりやすく
そのままそれを伝えるのは嫌だ
押し付けるのは

分からないことの方が多いから
よく分からないけど分かる
そういうものを探していきたい



メリークリスマス
って言うのには
どちらかといえば否定的なイベントだったと思うけど


メリークリスマス
って言い合うとなんだかうれしくなる気がしたから、細かいこと気にせずに言えばいいと思った




そんな感じ
で、今年も終わりそうです。



そんな感じ




20161129

20161128

振り子はふれた分だけ
必ず逆にふれるものだなあ

とまた思った


どうもぼんやりしてたけど
映画を見てきた今
踊らにゃ損々
という感じ


芸術とか娯楽とかアートとかコンテンツとか
区別はよく分からないけど
そういうものはこういう理由で
あるのかな、と事あるごとに思う

こういう気持ちになるのもまた
踊らされてるのかもしれないけど
気づかない方がいい時もある


映画館を出たら、見える景色とか聴こえる音とか、きっと世界が違って見えるかな、
と少し期待したけど
大して変わらなかった

でも何だか
背筋を伸ばしながら
気を抜こうと
よく分からない気持ちになれた
いい方向



昨日はじっとしていたけど
色々な人たちに会えてよかった


ロフトでずっと漫画を読んでた小さな女の子が、帰り際、
最新のたまごっち事情を教えてくれた。

今のたまごっちは、お見合いとか結婚とかがあって、子どもが生まれて、
成長して、それを果てし無く繰り返していくそうだ

輪のように閉じられてぐるぐる回るデジタルな世界を想像して
少し悲しくなった

ちょうど目の前で生まれた紫色のヒヨコみたいな女の子は、
18代目だと言っていた



ばいばい、またね
と言ったけど
もう二度と会わないかもしれない

もし会えた時は、その時はたまごっちは何代目になってるだろうか

でも、たまごっちは、同じように首から下げて持っていて欲しいと、
その時もまた、自慢気に、自分で付けたお気に入りの名前を教えて欲しいと、
とても自分勝手だけど、そう思う


自分がそう、いたい
だけなのかもしれない



そんな感じ








20161017

20161019

苦手だった甘くないコーヒーが飲めるようになってきた
喫茶店で2杯も飲んだものだから、
眠くならないでいる


きょう試験を受けた
その後すぐにインターネットヤミ市に行った、
知っている人がいた、おもしろい人たちがいた
漠然と、おもしろいことをしたい意欲が湧いた


---

帰り道


駅で、駅で、駅で

妊婦さんが、電車が着いたばかりのごった返すホームへ向かって、階段を駆け下りて行った、大きなお腹を抱えながら

階段を登り終えると、コインロッカーの脇で電話しながらキャリーバッグに腰掛けて泣いている女の子がいた

残高不足で改札ではじかれた、
赤く光った

チャージすると、目の前にお母さんとお婆ちゃんを泣きながら見送る女の子がいた、お母さんとお婆ちゃんも泣いていた

海外から来ているらしい顔を布で覆った人たちがみんなして改札ではじかれていた、
赤く光った

赤く、赤く、赤く、光った

駅で、駅で、駅で

ここの席は、これから人が来るので座れません、すみません

と、言っていた人は、その後すぐに何処かへ行ってしまった

その空いた席を、後から来た人たちが何事もなかったように、すぐに埋めていった


電車が動き出した

---


今夜は満月だそうだから、
空がとても明るくて気持ちがよかった

雨が降った






ずっと前にもらったセージを焚いた
浄化作用があるそうだから、
せっかくだから




そんな感じ


20161001

20161001

世界は
全てのオブジェクトの動きがプログラミングされていて
誰かが初めに再生ボタンを押しただけなのかもしれないと
ふと思った

20160916

20160914



時差ぼけで目が覚める。


アムステルダムはヨーロッパのニューヨークと呼ばれることがあるらしいことを滞在中に知った。

日本を離れてみるとそんなに珍しいことじゃないと思うけど、そういえば観光客を除いても様々な人種の人々が景色の中に自然といた。


滞在中、用意していった音楽も聴かなかった、本も読まなかった。



帰ってきたその日の夜、宇宙と芸術展に行った。
それぞれの濃度は濃くないものの、古代の天体観測から未来の火星移住まで幅広く。

昔、常陸にうつろ舟が漂流した話。
UFO、と言われて今の人たちも共通認識として想い描く、そのものの形で面白かった。

嘘でも本当でもそんなのどうでもよくて。


飛行機の中で読んでいたピダハンの本の中でも少数民族の宇宙観に触れられていた。
ピダハンには経験したものしか存在しえない。たとえそれが夢に中の経験であっても、それは常に現実のこととして立ち上がる。いつも夢の中だけで出会っている精霊は現実世界にも確実に存在する。


現実と夢の境がないこと。


現実とか夢とかで、時空間やそこでの経験を括ってしまわないから、起きてる時も寝てる時も経験し続けてる。


現実は本当に現実でしょうか。
夢は本当に夢でしょうか。


時々、ふと考えると、自分が何処にいるのか分からなくなる。

足元が不安定になって、揺らいで怖かったけど、それもいいのかもしれない。

我にかえる、ための我は、夢の中でも我なのかもしれないし。
ずっと我であり続けるのだから、我にかえる必要はないのかもしれない。



夢と現実の境がないこと。
夢と現実の境が曖昧な、黄昏時みたいな、そういうところを漂いたい。



だからUFOを見た人にとって、UFOは確実に存在するし、それを全く経験のない他人との共通認識のフィルタに通して台無しにする必要もないと思った。



もし、現実が現実でしかあり得ないのであれば、夢の世界を現実と受け止めて帰ってこれなくなるのは怖いけど。

常軌を逸する、逸しない



ここ何年かずっと、
誰かの見ている風景を覗いてみたいです。


今夜は十五夜で、
満月がきれいでした。



おやすみなさい。
そんな感じ。





20160903

20160903

きょう、一瞬鏡に映った自分が
全く知らない誰かに見えた

おもしろい感覚

20160831

20160830

終電が近い駅のホームで


あの人は、誰に向かってでもなく
皺だらけの遠い目で
向かいのホームを見つめて


台風が秋の風を運んできたよ


と少し笑いながら、
静かに言った



その瞬間、風を感じた
きっとずっとそこにあったけど、
気付けていなかった



でも、それは
間違いなく秋の風だと思った



綺麗な時間だ
と思った



そういえば昼のセミの声は消えて
夜のスズムシの声は増えて



ふとした時に感じとれる
季節の変わり目が好きです
暦の上の数字で決められない



いとしない、
ふとした、
瞬間が好きです



固まりかけた認識をひっくり返せる



もう秋みたいですね
秋も嫌いじゃないです



そんな感じ










20160719

20160718

10年以上前の
ざらついたフィルム写真から
光を見つけた






ありがとう。
続いています



そんな感じ

20160718

20160717

最近やっと世界はぜんぜん未完成だってことが分かるようになった


小さい頃はこの世の全てはほとんど知り尽くされて、
特に人間がつくり出した決まりごとなんかは、頭のいい大人たちが完璧な答えに基づいて、間違いなんかないものにしているんだと思っていた

未来のことと、宇宙の始まりとそのずっと奥の方のこと、以外は



これ程までに答えが多様で、そのどれもが絶対的になり得ない不安定なものばかりだなんて、思いもしなかった



与えられる教科書は全てで絶対だと思ってた
当たり障りのないことだけ、全然足りなかったんだろう



世界の歴史をつくってる誰かは
どこにいるのでしょう



自分で知って判断するための知識と経験が必要で、曖昧でもいいから自分のフィルターを通して腹に落とした答えを選んでいきたい、他の人からしたら間違ってても、ばかみたいでも



清く、正しく、美しく



そんな感じ



20160712

20160712

間違って知らない電車に乗った
降りるはずの駅を通り過ぎて
どこにも停まらずずっと走って行った

このままどこか知らないところに行ってしまおうかと思った

朝だったらきっとそうしたかもしれない

どこか知らない港町の海の景色がうかんできた
でも夜だったからそうしなかった

20160524

20160523

おもしろいことに
重なる重なる

おもしろがれてる
大丈夫



bottom became more deeper
bottom became more deeper
bottom became more deeper
more more more deeper




濁れる水の 流れつつ 澄む


最近知った詩、
とても気に入っています
昔に習ったのかもしれない











こんな感じ


20160509

20160509

神経に直接針が刺さった

閉じていた視界に火花が散った

閃光

身体が脊髄反射して仰け反る



これまで感じたことのない痛み

鈍くて分厚い

涙は全く出なかった

恐らく機能が別れてるんだろう



ネガティブな意味でなく、
いつ死んでもいいと思っていたけど
やっぱり身体も頭も生きたいんだ
って分かった
生物なんて本能的に結局全部そんなもんなんだろう
って


死ぬために産まれるんなら生まれてこないんだろう
生きるために産まれてくるんだろう
だから、からだ



雨が降ってる
濡れたくないのに濡れるのはやっぱり苦手だ




///////////////




この前、長野の限界集落に滞在した
夜の空はずっと先の星の光まで見通せた
これだけあればいいと思った






そういえば、ついその前にも
鹿児島でも近いような光景を見て、
同じようなことを思った
パンとオリーブオイルとウォッカと
目の前にあった丸い月が頭の上に登るまで






長野の蔵と
鹿児島の防空壕は

薄暗くて土に囲まれていて
温度も湿度も外とは全く違って
静かで

並行しているけど時間の概念がなくて、ずっしりとゆったりとそこに在り続ける世界に入り込むような


そんな風にとてもとてもよく似ていた












ようやく暖かくなってきた

夏は一番好きだ



そんな感じ




20160401

20160331

生まれて初めてちゃんと桜をお花見したかもしれない



見上げる

という点で

桜も空も星も宇宙も一緒だと思った











20160311

20160310

焦ってパスポートを更新した

けれどいま、
いつもと何ら変わらないところで
いつもと何ら変わらない生活をしてる


インドにはほとほと縁がないようだ


まとまった時間ができると、現実から遠く
地に足のつかないところに行かなければ、
といった強迫観念のようなものがこのところ
まとわりついていた


だから、地に足をつけてみることにした


お面をつくったり
本を読んだり


Sufjan StevensとPanda Bear
薄暗いベランダのない部屋
遥か土星のタイタン


変わるものと変わらないもの






きょうは年賀状の返事を書いた
3月になっても、
”余寒お見舞い申し上げます”
を口実に返事を出せると知った
何かしら理由をつければ一年中出せるのではないか
便利なものだ


季節の挨拶、四季のない国にはないのだろうか
そういえば、最近読んだ本で国境の儚さを再認識した
とても重要な境界線なのだろうけど
それがはっきりと存在するわけではなくて、手で触れることはできなくて、
目で見ることもできなくて、人々の頭の中にだけ存在する、
ってとてもおもしろい
そんな儚いものが原因になってどうしようもない様々な問題が起きる
ってとても






夜、ポストを探して歩いた
あんなに真っ赤なのだから暗い中でもすぐに見つかると思っていた
けれど、なかなか見つからなかった


いまの時代
手紙を書いてコミュニケーションを取る人はどれだけいるのだろうか
どう言い訳をしたって、懐古主義、になってしまうのだろうか


でもやっぱり夜の街にポストはひっそり立っていて
ポカンと口を開けて静かに立っていて
できればメールとかラインとか、
できれば知らないでいてほしいと思った
何も知らずに静かにポカンとそこに居続けてほしいと思った







メイクをする人と、写真を撮る人に会った
漠然となにかつくりたくなっていたのが、
少し後押しされた



そこからおもしろくなっていくのであれば
いつでも、誰にでも、開いているようにしたい



雨が降っています
明日は雪になるそうです


来週から暖かくなるそうです
暖かくなったらきっと眠くなるそうです




そんな感じ


20160302

20160301

4月から続けていたものがひと段落した



この年になって、教室みたいな場所で大勢で授業を受けるとは思ってもみなかったし、その大勢も共有するひとつの目的はあれど様々な大勢で、こんな機会でもなければ普段の生活の中で関係することはなかったであろう大勢だった



卒業式みたいな、そんな3月
久しぶりに思い出した




他にもなんだか学校みたいなのに通っているけど、それは3月で終わりとかそういうちゃんとしたのは多分やっぱりなさそうだ、そういうところが好きだ




あとは秋ぐらいから習い事ごとみたいなのも始めて、個人練さぼっちゃうからなかなか上達しない、けどおもしろい
無意識にからだが気持ちよい方に動くまでになりたい




あと他にもなんかいろいろ新しいことに関わり出した2015年度だった
無意識にふと振り返っていた





なんだ、
仲間はいるじゃないか








人との出会いは本当に紙一重で

飛び込まないと一重の紙の向こうは見えてこない

みんなやさしい




びびらない
びびらない




そんな感じ




20160224

20160223

昨日は猫の日222


昨日も今日も、月が明るいですね
わくわくしますね






これはいつかのポンゾ錯視
大きさの概念が、歪む












これもいつかの、
ロウソク










限りなく自然に近づいた人工物
は魅力的

鋭い感じ、は、柔らかい感じ、に







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先週の日曜日、昼間に3331でバストリオを見て、夜間にvacantのflau nightに行った



cuusheさんの映像にViolin Phaseを見つけた















リズムとからだと
それを包んで揺れる布と


ほんとかっこいい







2月




そんな感じ



20160127

20160126

一瞬でバイラルメディアに絡めとられて
爆発的に消費されて
噛みしめる間もなく
通り過ぎていく



素晴らしく感動したものも
拡散された途端
すぐに熱が冷めてしまう



ネットは時間も空間も自在に圧縮できるけど
ちょっと速すぎることも多いから
冷静でフラットな状態で波にのってかないと



疲れちゃうし
無駄に
情報処理



そんな感じ




20160119

20160118


暖冬でしたけれど

ようやっと寒くなって参りまして

とうとう此方では

初雪が積もりました


/////////////



何年ぶりかにドラマを見てる

テレビはないからネットで



去年なんの前触れもなく友達がくれて読んだ本がドラマでいまやってる

お互いびっくりしたけど 、
あの人は預言者かもしれない

原作とは違うところもたくさんあるし、自分の中にあったイメージと違うところもたくさんあるけど、
それはそれで



臓器提供のために生まれるクローン人間の話

哀しくて静かで美しい話

初めから終わりまで淡々と
哀しくて静かで美しい話



クローンとかロボットとかAIとか、
もう本当にSFの中だけの話じゃなくなってきてるし、実際見えないところではとんでもないところまできてるんじゃないかと思ってる、し、技術の相乗効果でこれからどんどん加速してくと思う

SF的な被害妄想かもしれないけど
高度な知能を持たせることは危険も孕む


道具として使うものと割り切るのか
対話しながら共存する対象となるのか
分からないけど


人間と関係していく上での倫理的な問題はどうしたって絡んでくるけど、法整備とかしていくスピードが技術革新のスピードに追いていけなそうな感じ



感覚的なクリエイティブな部分も含めて人類を超える知能を持ったクローン人間や、AIを搭載したロボット達が自ら、次から次へと新たな技術によって成長していく...
みたいなのをすぐ妄想してしまうからいけない



話は逸れました



作中に出てくる架空の曲


頭の中では
夕方の誰もいない学校の教室の
あの赤焼けた色の曲だった
女の人の煙たくて気だるい歌声と
静かなピアノの音だけの曲だった


ドラマでも音源になってたし、映画化されてるやつでも曲が流れるみたいだけど、
それはそれで



文字から
色や景色だけじゃなくて音楽まで想起されるってすごいなあ、とあらたまる







これも
いつかの夕方


そんな感じ




あ、
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします2016