手話で話していた
少しだけ
帰りの駅で
並んで手話で話しながら
歩いてる人たち
がいた
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昨日はクリスマスだった
さっき夜のスーパーで
ずっとお正月の音楽が流れていた
そういえば
おとといはクリスマスの花を売っていた花屋も
昨日の夜には
お正月の飾り付けの準備をしていた
暦の上では、数字の上では、
時間が確実に分かりやすく更新されていって
気が付けば追い付けなくなりそうな、
そんな速さと非情さだけど
もう少し、流れていくのを
一息つきながら、反芻しながら
ゆっくり味わいたい
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クリスマスに
精霊になった
何も分からず手探りで、見よう見まねで、拾ってきた木の枝を麻紐で結んだ
精霊になった途端
自然と声は出せなかった
声が出せないから、身体を震わせたり、首を傾けたりして、感情を表現していた
特に意識することもなく
自然とそうなっていた自分に驚いた
スピリチュアルなことには余り親和性がない方だと思うけど、後からそうだったことに気が付いて驚いた
やっぱり、実践して、
身体で分かることの方が多い
し、身体で分かることの方が
ずっと分かりやすい気がする
精霊越しに見る子供たちの顔は
とてもきれいだった
大人が見たら気持ち悪い概見だったろうけど子供たちは誰も怖がってなかった、
じっと見つめながら、ただ不思議そうな顔をしていた
手を振ったら手を振り返してくれた
どういう風に見えていたのだろう
ほんの少しだけ
シャーマンとか
そういった人たちの気持ちが
ほんの少しだけ
分かったつもりになった
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誰かを泣かせるために
誰かを笑わせるために
分かりやすく
そのままそれを伝えるのは嫌だ
押し付けるのは
分からないことの方が多いから
よく分からないけど分かる
そういうものを探していきたい
メリークリスマス
って言うのには
どちらかといえば否定的なイベントだったと思うけど
メリークリスマス
って言い合うとなんだかうれしくなる気がしたから、細かいこと気にせずに言えばいいと思った
そんな感じ
で、今年も終わりそうです。
そんな感じ