拍子抜けしてしまった。
外に出たら世界はいつもと全く同じで。特定の誰かや社会とかを否定するわけではなくて、ただびっくりしたのです。
今日の午後に自分からしてみればとても重大で深刻なニュースが飛び込んできた。
そろそろしっかりと把握しておかないといけないと思い、最近国際的な話題を読んだり耳にしたりしていたこともある。それが自分の国というとても身近なところで関わってきたので気が気じゃなかった。
何もできないことは分かっているけど、状況とそれに対する対策についてとりあえず沢山の情報が欲しかった。それでネットとかで関連する情報を検索して、ずっと垂れ流した状態で、自分の中では不安と恐れが大半を占める状態で、過去の事例や賛否両論国内の様々な人たちの意見や知識をただひたすら横目で読んでいた。何が正解で何が誤りか分からないまま、最悪の事態とか想像したりして、ずっと興奮して鳥肌を立てて座ったまま頭がぐるぐるしていた。
そんなのを数時間続けたのち、夜になって外に出ていつもの道を歩いていると、いつもと変わらない風景があった。いつもと違うのは自分だけで、全く違う世界に迷い込んでしまったと本気で錯覚してしまう程だった。自分のSNSを覗いてもいつもと殆ど変わらず穏やかなもので。もちろん言及している方々もいらっしゃったし、たまたまだとも思うけど。でも異世界に迷い込んだ感覚、パラレルワールドの感覚、映画や本の中だけのものではなかったようです。
異世界を現実世界と認識できた途端に、なんか息と一緒に不安や恐れが一気に吐き出される感覚があった。数日はずっと緊張が続いて眠れないんじゃないかとか考えたりした。このまま形を変えながらずっと続くかもとさえ考えた。
いいとか悪いとか置いといて、何か問題が起こった時にすぐに大きな声を上げて自分の主張や周りへの自分なりのアドバイスを訴えようとする人の気持ちが少し分かった気がする。
まだまだ不安で怖いことに変わりはないけど。きっとひとつの答えに収束とかする問題ではないと思うけど。
最近も人に考えすぎだと言われたけど、今回もそうなのかなと思った。
また近所の銭湯に行ってきた。お風呂というのは、身体も心もどちらの疲れもお湯でザバぁっと洗い流せると自分に暗示を掛ているところがある。近くにあってとても助かっています。
銭湯への往路でおそらく生まれて初めて犬のフンを踏みました。
だからさっき近所の公園で真っ暗な中、ひとりで洗い流してきたところです。
使い古した歯ブラシと銭湯へも持参したボディソープを使ってみたところ、踏んづける前よりもピカピカになりました。歯ブラシとボディソープおすすめです。
そわそわしている間になぜか無性にこってりとしたラーメンが食べたくなりました。
明日あなたは死ぬと宣告されたりとか、地球最後の日の前日とかになると、きっと自分はラーメンを食べに行くんでしょう。
先も見えない渦中に、こんなにふざけた不謹慎なことを書いているのは、少しでも落ち着かせたいという力が働いているのかもしれません。とりあえず不謹慎と書くことで自分を擁護するクセがあります。
非現実が一瞬にして現実味を帯びて隣り合う感覚を味わった。
今もどうなるのだろうと心配することしかできていない。