20230519

20230518

こちらへ来て2週間、毎日新鮮な景色ばかりでまだまだ旅行気分は抜けないけれど、徐々に小さな繰り返しの淡々としたリズムができてきた。


ここ最近はあまり公にテキストを残すようなことはしていなかった。やはり極めてプライベートな淡々としたような内容であればある程、特段公誰かに見てもらいたい気にもならず、万が一見てもらえるのであれば手書きかつ顔を合わせて手渡しされるZineのようなメディアが落ち着くといったこともある。

けれど今回ここに来るにあたって、インターネットの知らない人たちも含め、たくさんの人たちから情報をもらえたおかげで本当に助かった。

だから大したことのない日常から、ちょっとした豆知識に至るまで、限られた期間を背伸びしない自分なりの言葉で残しておけたらと思う。自分の身体を通して感じたいまのここを記録するための日記として、いつかの誰かの役に立つかもしれない情報として。


「残す」と「見てもらう」にあたって、どういった手段がいいかなとずっと考えていたけれど、ここがおもしろいかなと思いました。大きな海に人知れず小さな石を投げる気持ちで書けます。

どうしても可読性は低いのですが、PC表示した時の下の方に苦し紛れにラベルを追加してみました。あとは勝手ながら、このサービスができるだけ長く続くといいなと思っています(いまBloggerなんて使っている人はいるのでしょうか?)


やっと先週から近所の大きな公園をランニングし始めた。いつも走っていた距離を少しだけ長く走っているけれど、ずっと木々の間を鳥の声を聞きながら走れるので初めから終わりまでとても気持ちがいい。暮らしているのは都市部だけれど、緑で覆われた大きな公園が点在しているので、困ることはない。

今週あたりから21時くらいまでは明るくて、たくさんの人たちが芝生に寝転んだり、川沿いに腰掛けて話をしていたりする。鳥たちも遅い時間まで気持ちよく鳴いている。ただ、まだ朝晩は10℃を下回ったりするので、気温差にやられないようにジャケットをリュックに忍ばせて用心している。(リュックサックの語源はドイツ語のRucksack)


公園をぐるりと回って帰って来て、夕飯の支度をして、久しぶりに筋トレをしてみる。昨日、街中でヨガマットをいただいたからだ。歩いていると軒先に置かれた「zu verschenken (ご自由にお持ちください)」と書かれた箱に出くわすことは少なくない。

毎週、色々な場所で同時多発的に蚤の市(Flohmarkt)も開かれていて、骨董品だけでなく服や消耗品といった日用品も数多く売られている。これらを組み合わせれば、新品のものを買わなくても生活していけるのではと思ったりもする。ドイツの人は物を大切にする気質があるというのをどこかで見かけたが、まだほんの少しの滞在でも納得する場面は多い(何かのカテゴリで個人をひと括りにするのは好みではないのだけれど)。これについてはまたあらためて書きたい。


何はともあれ、今のところ様々な面で非常に気持ちよく生活できている。最初と最後で、良くも悪くも価値観は移り変わっていくと思うが、そういった変遷も含めて楽しめるといい。



初日、早朝に空港に到着し、仮住まいのアパートに直行した。ベランダの窓から見える隣の公園の大きな木に、ぱあっと咲いた桃色の花。いつの間にかすべて散って、今は新緑の葉をびっしりと携えて、そわそわと夏を迎える準備をしている。

ここにも確かに、5月のウナ電が届いているのだとうれしくなった。


バンブツ イツセイニタテ

アヲキトウメイタイヲ イチメンニクバレ

イソゲ イソゲ

ニンゲンカイニカマフナ




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