20190617

20190616

窓の外から聞こえる季節的には少し早い小さな風鈴の音、
1曲だけ繰り返し再生されるようにした「山ごもり」という淡々とした曲、
何処か遠くに意識を運んで行ってくれる



昨日とは打って変わって、
嘘みたいに真っ青に晴れた気持ちのよい今朝だった、たしか
水彩絵の具で昨日のことを思い出したりしながら絵を描いていた、たしか





前々から分かっていた通りの雨で、
そんな中、傘をさして出掛けたけれど、
苦手なはずだった雨の景色は、
潤いに満ちた艶々とした世界として優しく立ち現れていた





どこへ行っても植物の緑がしっとり濡れていた、
水たまりを避けて小さく飛んだ、
コーヒーの静かな匂い、
行き交う傘たちが煩わしくはなかった






きっかけはなんだっていい
嫌いなものが減るだけで、それだけで


嫌いなものなんて、結局は捉え方の問題だ
現在置かれている立場の、状況の、関係性の、感情の、
そういったものから生じる、そういったもののすれ違いから生じる
どこまで近い人であっても、突き詰めれば他人同士、
どうしたって完全には分かり合えないものだ


そういった前提を共通認識として意識した上での対話
対人関係を自然現象のように認識することで、
多少なりとも諦めがつくのではないか


降り出した雨を止める手はずはあるだろうか、
てるてる坊主、雨乞い、儀式、祈り、
けれど、諦めて全てそのまま受け入れてみる、
ことで浮かび上がる景色があるはず


どうにかして渦中でそういったことに気づけるように、
冷静に、事象をそのままの状態で受け入れられるように
抵抗すべきところ、無抵抗であるべきところ、のバランスを





雨はあけた、
絵画の背景のような、わざとらしい真っ青な青空、
もう少しだけ、あの雨の時間をゆっくりと味わっていたかった、
ずっとあの時間の中に溶けて、たゆたって、まどろんでいたとしても、
いまはそれでもよかったと思える





止まない雨はないのだという、
泥やシミでくたくたになった真っ白なシャツは、
洗ってしまって、また真っ白に戻ってしまった
あのまま、あの日の色を、匂いを、湿度を、景色を、閉じ込めておければ、
どれだけよかったのだろうか




見えないところに積み重なってくれているといい
穏やかでいられなくなった時、
たとえ、色褪せてしまっていたとしても、
微かな音になってしまっていたとしても、
何度でも立ち現れてくれることを願う


たとえ、日々に忙殺されて、忘れてしまったとしても、

またここに戻ってこよう、何度でも




世界が変わって見える



ほんの少し、
ほんの少し、じゃあないのかもしれない



あの雨の日を通過したことで、
穏やかに、ひとつひとつを、
いっそうしっかりと受け止めることができるような気がする





誰か一人を幸福にするためには、まず社会全体が幸福になる必要がある、
というようなことが言われる



でも、自分がわずかにでも幸せになれることで、
その分、自然と他者に優しくなれる


そういうことの、繰り返しなんだと思う







今夜の丸い月は、
一段と明るくて
一段と優しかった



その光が、
全員に等しく届いているといい



照らせる人が照らしてあげられるといい
照らしてくれた人が照らせなくなってしまったら、
照らしてもらった人が照らしてあげられるといい



そういうことの、繰り返しなんだと思う
そういうことの、繰り返しであって欲しいと思う

きっと




そんな感じ





20190525

20190524

欲しがらない

何者かになろうとしない

流れに身を任せて

たゆたいながら 遠くの湖岸から

みんなを眺めていれるよう

だだっ広い穏やかな海になれるよう



精進精進、

押忍


そんな感じ



20190518

20190518

毎日の様に、
悲しいこともあるし、嬉しいこともある

出会った人たちの経験した時間は、
知らないところで確実に流れていたことを、
いつだって思い掛けなく知ることになる

今日はひょんなことからずっと、
バッグの中に張り子のお面が入っていたけれど、
披露する機会は一度もなかった

そんな日だってある



そんな感じ